自衛隊は「平和を、仕事にする」組織です。「国の平和と独立を守る」という重要な使命のもと、わが国に対する侵略行為には即座に対応し、自然災害時には人命救助と復興に尽力。さらには自衛隊の力を必要とする諸外国に赴き、国際社会の平和にも貢献しています。「地方協力本部」は通称「チホン」と呼ばれ、部外との連絡および協力に関することや、広報、そして自衛官の募集等の業務を行っています。
人を大切にし、人を育てる組織です。組織の基本は「人」という考えの下、充実した教育システムと全人格的な教育により、隊員一人ひとりをしっかりと育てています。
自衛官としての基礎を身につけるため約3カ月間の新人教育を実施します。その後は、それぞれの職種に分かれて細部の専門的な教育を受けます。
自衛隊には、それぞれの特技や資格取得のために約30もの学校があります。プロが基礎からしっかりと教育するので、過去の経歴や学校時代の専攻には関係なく、それぞれのスペシャリストになることができます。自衛隊の場合は、自己負担で資格を取る必要はなく、職業として自衛隊内で教育を受け、資格や技術を身につけることが可能です。資格や技術修得のための学校は料理や語学、消防など広範囲にわたります。
自衛隊にはいろいろなお仕事があるとお聞きしました。きっとぴったりの仕事が見つかりそうですね。
自衛隊の職業としての一番の強みは、多様な働き方、100種類以上におよぶ職種・職域があることです。「自己完結型」ということも、自衛隊の特徴のひとつです。それは、どんな状況になっても、すべて自分たちで何とかしながら活動することができるということ。そのために、食料や燃料の確保、移動、土木・電気・通信などインフラの整備など、自衛官は驚くほど様々な仕事をこなしています。
運動が得意でない方でも大丈夫ですか?
運動経験があまりない方でも、それぞれの体力レベルに合わせて、基礎から教育するので心配はいりません。
自衛官としてのやりがいをお聞かせください。
やはり人の役に立つ仕事であるということです。特に、災害派遣や国際貢献など、地域の方から感謝の言葉を頂いた時や、海外の子どもたちの笑顔を見ることができた時などは、やりがいを実感します。また、自衛隊はチームで任務を完遂します。一人では困難なことも仲間と協力し合い、団結し一丸となることで、達成できるのです。その時の達成感や充実感もやりがいのひとつです。
自衛官として2〜3年勤務した後、継続を希望しない場合、民間企業等への再就職を手厚く支援されているようですね。
民間等への再就職を希望する場合は、資格取得や職業訓練、合同企業説明会の開催などによって、本人が望む新しい仕事への道を自衛隊が全面的にアップします。昨年度実施した合同企業説明会には約80もの企業が参加しました。再就職率は100%を誇っています。
青森県では、自衛隊のイベントが盛んに行われていますね。
青森県は、陸・海・空の主要な部隊が揃っている全国的に見ても非常に珍しい県です。そのため基地祭や港における艦艇見学など1年を通してたくさんのイベントが行われています。青森地本のホームページにもイベント情報が掲載されていますので、ぜひチェックしてください。
名称 | 防衛省自衛隊青森地方協力本部 |
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所在地 | 〒030-0861 青森市長島1-3-5 青森第2合同庁舎2F |
電話番号 | 017-776-1594 |
名称 | 五所川原地域事務所 |
所在地 | 〒037-0046 五所川原市栄町34-6 |
電話番号 | 0173-35-2305 |
現在、今年秋、来年春入隊者を募集しています。自衛官候補生という採用コースで、自衛官として約2〜3年勤務した後に、引き続き勤務するか、民間企業等に再就職するかを選択できるコースです。ほかにも採用コースがありますので、お気軽にお問い合わせください。